【広告主向け】アフィリエイターを提携否認する前に、決めておくべきこと

提携否認の前に決めておくこと

アフィリエイトサイトを確認して、提携条件に満たない場合は提携否認します。提携否認の条件は、あらかじめプログラム詳細に提示しておきましょう。

アフィリエイターを「提携否認する」とは

アフィリエイト広告で、広告主が決めた提携条件に合わないアフィリエイターから提携申請があったら、「提携否認」をします。ASPによって提携拒否、提携却下、提携否承認などの呼び方もありますが、この記事では提携否認とします。

「提携否認」をすると、アフィリエイターにASPから自動で「広告主から否認されました」とメールが届きます。否認されたアフィリエイターは、広告主が提供する広告素材を利用しての紹介ができません。提携関係ではない、ということです。

提携否認をする前に準備すること

アフィリエイターからの提携申請を手動承認にすべき理由で、新規提携の時は手動承認にすることをお勧めしました。サイトを確認して、広告主が決めた条件に満たないサイトと提携しないようにするため、「提携否認」をします。

アフィリエイトサイトを目視して提携を進めていく中で、どのアフィリエイターと提携し、否認すべきか迷われると思います。「集客力のある、優良なアフィリエイターとだけ提携したい」「はじめたばかりのアフィリエイターとは提携したくない」といったことも基準のひとつではありますが、都度判断するのではなく、事前に提携否認するアフィリエイターの条件を決めて、プログラム詳細に提示しておきます。アフィリエイターが承認条件を確認できるようにするためです。

否認条件は、社内のアフィリエイト広告運用の業務にかかわる担当者にも共有します。複数の担当者が承認作業をしても、同じ基準で対応できるようにするためです。

提携否認する条件を、アフィリエイターに事前に提示する

提携否認条件は、アフィリエイターがいつでも確認できるようにプログラム詳細にわかりやすく提示します。

アフィリエイターは「売りやすい・紹介しやすい商品である」「魅力的な成果報酬を設定している」といった条件だけでなく、ショップや商品そのものに興味を持って提携申請をしています。提携条件を管理画面のプログラム詳細に記載しておけば、まだ提携していない未提携のアフィリエイターも確認できます。
条件に合わずに提携否認をすることになってしまっても、「この理由があるから、あなたとは提携できません」と、条件に合致しなかったから提携できなかったのだ・・・とご理解いただけるようにしておきましょう。

どんな内容を提示しておけばよいか、一般的なものをご紹介します。

提携否認条件の記載例【※文例付き】

提携否認をする条件を、プログラム詳細に提示します。以下は記載例です。

※※提携承認・否認の条件について※※

▼以下のサイト様からの申請は、提携否認をさせて頂く場合がございますので予めご了承ください。
・アフィリエイトに関わる法令を遵守していないサイト
・年齢制限のあるコンテンツを掲載しているサイト
・リンク切れなどで紹介内容の確認ができないサイト
・リスティング等、広告による集客活動を行うサイト
・その他、ASPの定める違反・禁止事項をされているサイト

弊社では定期的に提携済みサイトを巡回しております。これらに該当と確認しましたら、提携済みのアフィリエイター様も提携解除をさせて頂く場合がございます。
今後もアフィリエイトを継続運用するためのルールとなりますので、ご協力をよろしくお願い致します。

商材やサービスによって、提携否認の条件は変わります。

2023年10月よりステマ規制がはじまったことにより、法令順守についてはさらに厳密に確認が必要になりました。「PR」などの広告表記をしていない、著作権や肖像権に留意してないと思われる場合は(例えば、無断で芸能人の写真を利用しているなど)、提携否認の条件に「法令を遵守していないサイト」を含めるようにしましょう。

一律に「初心者だから・拙いから」という理由で提携しないのはお勧めしません。なぜなら、提携申請してくれたアフィリエイターは御社のユーザーの可能性もあるからです。できるかぎり明確に条件を提示しておくことで、「せっかく申請していただいたけれど、条件に合わず・・・」とお知らせできます。

提携否認条件は曖昧な表現ではなく、例えば「更新が1年以上ないサイト」「テキストがコピー&ペーストのみで、オリジナリティのないサイト」「バナーリンクだけで構成されているサイト」「1ページのみで構成されており、リスティングなどの広告のみで集客していると思われるサイト」などのように、わかりやすくします。
他にも、タレントを起用して宣伝を行っている・健康食品や化粧品なら効果効能など広告表現に制限がある・・・など、提携アフィリエイターに特に注意してほしいことがあれば、商品やサービスの内容に合わせた禁止条件を明記しておく必要があります。

提携否認の条件は、担当間でも共有する

否認条件は、アフィリエイターに提示するだけでなく、社内のアフィリエイト業務に携わる人にも共有します。担当者によって、承認作業にばらつきがおきないようにするためです。

ASPの中には、独自のランキングやPV数が確認できるところもありますが、特にランキングは集客方法を問わず、実績のみの集計となっていることが多いので、好ましくない集客方法を選択しているアフィリエイターが上位にいることもあります。ランキング上位だからといって、付加価値のある集客をしてくれているとは限りません。
担当者によって「ランキングが上位だから優良な方に違いない」と、否認条件のサイトを承認してしまった・・・ということがないようにしたいものです。担当Aさんは承認したが、担当Bさんは否認・・・ということもいけません。社内で承認作業を複数人で行う場合は、担当間でばらつきがないように共有しておきましょう。

否認条件変更は、提携済みアフィリエイターにも事前に通知する

既に稼働済みのプログラムで、これから条件を修正・追記をする場合は、提携済みアフィリエイターに「〇月〇日より提携条件を変更します」と、事前にアフィリエイト向けメールマガジンでお知らせします。これから提携申請するアフィリエイターだけでなく、現在提携中のアフィリエイターにも条件が適応されるからです。

過去の例で、リスティング可から不可に条件変更したことにアフィリエイターが気づかず、広告出稿を続けてしまった・・・ということがありました。必ず提携アフィリエイターに事前に通知し、できれば当日もあらためてお知らせしましょう。

提携条件は更新が必要です。社内の運用方針の変更や、過去には可としていたけれど今後は否ということもあります。ずっと同じ条件で提携承認していたなら、一度見直しをしてみましょう。

アフィリエイターにとって提携否認は、否定されたと感じるもの

筆者も、愛用しているメーカーのアフィリエイトプログラムを見つけて、ぜひ紹介したいと提携申請をしたところ、特に説明や条件の提示なく提携否認をされたことがありました。

ASPから届く否認通知には、「私どもの希望する内容に合致しておりませんでした」「提携はお見送りとなりました」といった定型文しか記載されていません。ここ最近の傾向として、希望するカテゴリーが合致しないと提携否認するケースも見受けられますが、好意を持っていたショップに一方的に否認されると、アフィリエイターである前に1ユーザーとしてショックを受けますし、場合によってはもう利用を控えよう・・・と思ってしまいます。「広告主に拒否された」と感じてしまうのです。

結果としてお断りすることになっても、理由がわかれば印象が違うものです。

  • あらかじめ、提携できない条件があれば提示しておく
  • 否認メールをカスタマイズできるASPであれば、定型文ではなく否認理由をお知らせする
  • 否認したアフィリエイターに配慮する

アフィリエイト運用を継続するために、条件の変更は都度発生するものです。まずは事前に条件を提示して、マイナスな印象を少しでも補うように配慮しましょう。

提携否認メールのカスタマイズが可能なら、提携申請してくれたことに感謝を伝える【※文例付き】

商品に興味を持ってくれたアフィリエイターと提携したい、できる限りお断りしたくないのは、どの広告主も同じ思いのはずです。

一部のASPでは、提携否認メールのひな型をカスタマイズできるようになっています。
筆者はかつて、出産祝いギフトを扱う広告主でした。赤ちゃんの写真素材をバナーにしていたことから、ギャンブル・アダルト・情報商材を紹介しているアフィリエイターからの申請を提携否認の条件にしていました。

以下は、提携否認メールの文例です。

この度は弊社プログラムに興味を持って頂いて、提携申請をありがとうございます。

残念ながら、提携承認を見送らせていただきました。

弊社の商品は出産祝いギフトで、赤ちゃんの顔写真入りの広告素材を利用していることから、主サイト及び副サイトで、ギャンブル・アダルト、情報商材など年齢制限のあるコンテンツを確認した場合、提携をお断りしています。運営サイトの主・副サイトを確認したところ、上記条件に該当するサイトがありました。

弊社の都合により、せっかく申請いただいたのに申し訳ございません。
もし「NG条件のサイトには掲載せず、他のサイトでのみ紹介する」とお約束いただける場合は、個別に審査して提携させていただいておりますので、お手数ですがサイトのIDを添えてご連絡を頂けたら嬉しいです。

この度は、弊社商品に興味を持っていただいてありがとうございました。

条件が合わずに提携否認となる場合でも、商品に興味を持って提携申請してくれたアフィリエイターに感謝の気持ちをお伝えしたいものです。ただお断りするだけでなく、提携否認メールを上記のようにカスタマイズしたところ、数人のアフィリエイターから「ぜひ掲載したいので、もう一度審査をしてほしい」「NGな副サイトには掲載しないので、ぜひ提携させてほしい」とご連絡をいただけました。

提携否認は、アフィリエイターにとって非常にセンシティブなことです。条件の設定やアフィリエイターとのやりとりに不安があるなら、よろしければお問い合わせください。御社の商材に合う条件を、一緒に考えていきましょう。