【広告主向け】アフィリエイターをリクルーティングする方法

アフィリエイターをリクルーティングする

商品やサービスに近しい紹介をしているアフィリエイターにお声掛けして、提携や紹介を依頼していくことを「リクルーティング」と言います。活用法、注意すべきことを共有します。

アフィリエイト広告のリクルーティングとは

アフィリエイト広告のリクルーティングとは、自社の商品と親和性の高いサイトを運営しているアフィリエイターに、「提携してもらえませんか?」「商品を紹介してもらえませんか?」とお願いをすることです。アフィリエイターの提携数・稼働率を高める施策として、一部の広告主に活用されています。

管理画面のリクルーティング機能が充実している、ASPの担当営業が紹介をしてくれるなども「ASPを選択する」大きな理由のひとつになります。無料で対応してもらえるか、オプションとして費用が発生するかもASPにより異なります。アフィリエイターとの個別のやりとりを禁止しているASPもあるので、事前に条件を確認しておきましょう。

提携数・稼働率をアップする方法

リクルーティングの前に、アフィリエイターの提携数や稼働率をアップするためには、基本的な運用を継続することが大切です。
アフィリエイト広告では、アフィリエイターから提携申請をしてもらわないと、提携関係になれません。使いやすい広告素材を用意して、プログラム詳細を整えて、「同業他社より魅力的なプログラムである」とわかりやすく伝えることで、提携数は増えていきます。アフィリエイターは、運営しているサイトのイメージに合う、売りやすい商品を選んで提携していきます。

提携したからといって、全てのアフィリエイターが紹介をしてくれるわけではありません。ショップの知名度や話題性に左右されるので、広告主は売れる時期や、売りやすい紹介方法を共有したり、アフィリエイター向けキャンペーンを企画したりと、「紹介しやすそう」「紹介したら売れそう」とアフィリエイターに思ってもらえるように、旬な情報提供を継続的に行うことで紹介につながるのです。

多くのアフィリエイターが紹介してくれても、ユーザー層とマッチしていなければ成果に結び付きにくいのです。
広告主としては、できれば「近しいカテゴリーや、親和性の高いサイトを運営しているアフィリエイターに紹介をしてもらいたい」と思うでしょう。そこで有効なのが「リクルーティング」です。基本的にASPを介して行うことが一般的ですが、アフィリエイターとの個別のやり取りに制限がないなら、広告主が直接アフィリエイターに声掛けをしていくことも可能です。

主なリクルーティング方法

親和性の高いサイトに提携してもらうには、「リクルーティング」が有効です。
近しい商品やサービスを紹介しているアフィリエイトサイトを見つけて、アフィリエイターに「提携していただけませんか?」「弊社の商品をご紹介をお願いします」と連絡をしていきます。優良な活動をしているアフィリエイターに依頼して、紹介をしてもらうことで、質の高い送客が見込めます。

リクルーティングは、ASPにより運用ルールが異なります。主な方法は3つです。

  1. ASP担当者にリクルーティングをしてもらう
  2. ASPの管理画面の機能を活用してリクルーティングする
  3. 広告主が、アフィリエイターをリクルーティングする

1.ASP担当者にリクルーティングをしてもらう

大手法人アフィリエイトや、近しいカテゴリーを紹介している・得意としている個人アフィリエイターに対して「この広告主を紹介してください」と、ASP担当者から掲載依頼をしてもらう方法です。

一部では、広告主からアフィリエイターに直接連絡を禁止しているASPもあり、この場合はASPに動いてもらうしかありません。掲載してほしいアフィリエイターを見つけたら、直接やりとりをするのではなく、ASP担当者に「このアフィリエイターにリクルーティングをしてほしい」とリクエストします。

大手法人と提携できるのはごく一部のASP

ポイントサイトを中心とした大手法人アフィリエイトは多くの集客が見込めますが、バリューコマースやリンクシェアなど提携できるASPが限られていて、ASP担当者からの取次ぎが必須です。どんな取り組みができるか興味があれば、ASP担当者に「大手法人アフィリエイトサイトを紹介してほしい」「掲載依頼をしたい」と問い合わせをしましょう。
大手法人アフィリエイトは媒体ごとに掲載基準があり、商品の知名度やブランドだけでなく、「季節限定商品のみしか扱いがない」などの理由で掲載を断られてしまう場合もあります。通常の成果報酬以外に初期費用や月額固定費が発生する、個別の報酬アップなどの提案が必要になることが多いので、費用も大きくなります。まずは利用しているASPが、大手法人アフィリエイトサイトへ掲載依頼が可能か、条件を確認をしてみましょう。

個人アフィリエイターの場合

商品を試して率直な体験を伝えてくれる商品レビューをしてくれるアフィリエイター、専門的なサイトを運営しているアフィリエイターなど、より成果につながりやすいアフィリエイトサイトにASPから掲載依頼をしてもらう方法もあります。ASPにより対応が異なり、有料や、無料で対応してくれる場合もあります。
優良なアフィリエイターほど、多くの広告主から引き合いがきています。やみくもに「提携してください」と伝えても、アフィリエイター側にメリットがなければ提携してもらえません。法人と同様に、個別の特別報酬や固定費の提案、商品提供など「掲載をすることで得られるメリット」「特別感のある提案」と合わせてリクルーティングすることが多いです。商品やショップの知名度により、特別な提案が無くても掲載依頼は可能ですが、ASPとしても「この条件を提示するので、ぜひ提携してください」と依頼したいものです。ASPがお声掛けしやすいように、提案内容を考えて依頼しましょう。

依頼時の注意点

未提携は「提携のお願い」、提携済みは「掲載の依頼」、既に掲載済みの場合は「露出の強化」をしてもらえるようアフィリエイターに依頼します。記事の内容もリクエストは可能ですが、例えば「固定費を払うので、ランキングで1位に掲載してください」「同業他社の商品より、優れていると書いてください」といった不当に自社商品をよく見せる行為は景品表示法の有利誤認で禁止です。あくまで、アフィリエイター主体で記事作成をしてもらう必要があります。

【参考】消費者庁:表示規制の概要 不当な表示 優良誤認表示(5条1号)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/representation_regulation/

ASPのリクルーティングは、広告主からカテゴリーや特に掲載をしてほしいURLを具体的にあげて依頼する方法と、ASP担当者にリクルーティング用のリストを作成してもらい、掲載依頼する方法があります。無料で対応してもらえるASPもありますが、「掲載1件につき」「今回のリクルーティング費として」といった形で、アフィリエイターに支払う成果報酬や固定費以外に、ASPに支払う費用が発生する場合があります。リクルーティングを依頼する前に、事前に費用を確認しておきましょう。

ASP担当者にリスト作成を依頼する場合は、全部お任せにするのではなく、掲載依頼をするアフィリエイトサイトのURLを確認して、どのような紹介・集客をしているのか目視することをお勧めします。ASPのリストは大まかなカテゴリーや過去の実績で大元リストから抽出していることが多く、ひとつひとつ細かく確認して提案してくれるとは限りません。お勧めと言われて提携したのに、「まったく自社の商品とマッチしていなかった」「商標リスティングを禁止しているのに、リスティング経由の集客しかないサイトに特別単価の提案をされていた」といったミスマッチが起こる可能性も0ではありません。目視することで、ミスマッチを防ぐことができます。

2.ASP管理画面の機能を活用してリクルーティングする

もしもアフィリエイトA8.net、リンクシェアなど一部ASPは、提携関係になっていない未提携のアフィリエイターに、広告主の管理画面から連絡ができる機能が実装されています。未提携のアフィリエイターに登録メールアドレスに届くもの、ASPの管理画面のメッセージ機能に届くものがあります。リクルーティング機能を使って、未提携のアフィリエイターに「よろしければ、提携してください」「弊社の商品をご紹介ください」と連絡します。

月の送信件数、一人のアフィリエイターに対して1度送信したら半年後などの送信制限があるもの、無料、有料のオプションメニューでの利用など、ASPによりルールが異なります。ASPの機能を利用することが条件になっているので、個別メールや電話などの直接やりとりを禁止していることが一般的です。

機能が実装されていないのに、広告主から直接連絡をすることを禁止しているASPもあります。その場合はASPの担当者を通すしかありません。
これから新規でアフィリエイトをスタートするなら、「リクルーティング機能が充実しているか」「無料で対応してもらえるか」「有料なら、費用は」「効果的な運用ができるか」「自由度が高いか」といったことも、アフィリエイト運用で重要な条件となります。できる限り自由度が高いASPを選択することをお勧めします。

提携済みだが、未稼働のアフィリエイターへ提案

つい未提携のアフィリエイターばかりに目が行きますが、興味を持って提携申請をしてくれていても、優先順位や、紹介の仕方に迷ってそのまま未稼働となっているアフィリエイターもいます。
一部のASPが提供しているアフィリエイター向けのメールマガジン機能では、一人のアフィリエイターに限定して送信することができます。「紹介してもらいたいアフィリエイトサイトだが、まだ紹介されていない」というアフィリエイターがいれば、「提携いただいてありがとうございます。ぜひ紹介をお願いできませんか?」と連絡をしてみましょう。

「今、売りやすい時期なのでご紹介をお願いします」「売れ筋の商品はこちらです」と情報を提供することで、稼働につながることがあります。個別に提案してみることをお勧めします。

3.広告主が、アフィリエイターをリクルーティングする

アフィリエイターへ、広告主が「ぜひ提携してほしい」「弊社の商品を紹介してほしい」と個別に連絡をとる方法です。筆者がギフトメーカーにいた当時、一番力を入れていたことです。アフィリエイターに失礼のないように、一方通行でないコミュニケーションを目指して連絡をしてみましょう。

ショップでも既にSEOに取り組んでいて、取りこぼしたくないキーワードはリスティング広告を使うなどでカバーしていると思います。アフィリエイターに期待するのはロングテールのキーワードで検索上位をとれているサイト、固定ファンがいてSNSからの集客に成功しているサイト、同業他社の商品を紹介しているサイトなどです。検索結果からスポンサー枠やアフィリエイトリンク掲載が難しい企業が運営しているオウンドメディアを除いて、アフィリエイトリンクを掲載してもらえそうなサイトを探します。見つけたら、リスト化していきます。

リストに必要なのは、以下のような項目です。

  • 検索したキーワード
  • サイト名
  • URL
  • 名前(ハンドルネーム、会社名、担当者名など)
  • 問い合わせ先(メールアドレス、Webフォーム)
  • サイトの特徴

以前は有効な手段であったリクルーティングですが、現在のGoogleの検索結果に個人サイトやブログが見つけにくくなっています。筆者がリスト化に活用しているのは、検索も使いつつ、にほんブログ村はてなブログ、画像検索、SNS経由などです。ASPが行っているコンテストも有効です。
ブログサービスの中には、アメーバブログなどサービス独自のアフィリエイトを提供しており、ASPのアフィリエイトリンクの掲載を禁止しているものもあります。ブログをリスト化するなら、提携依頼が可能なブログサービスから見つけるようにしましょう。

広告主が自らリクルーティングをする利点は、ASPのネットワーク外の媒体にもアプローチできることです。この場合は、まず「弊社は〇〇ASPを利用しているので、登録をお願いします」と、ASPに登録するところから依頼する必要があります。目につくサイトがあれば、リスト化していく習慣を作りましょう。

リクルーティングは地道な活動

親和性の高いアフィリエイターにアプローチすることから、効果を期待してしまうリクルーティングですが、掲載依頼をしたアフィリエイターから「この商品は売れないので、紹介しません」「うちのブログの読者に、ニーズが無いです」と、率直な意見をもらうこともあります。この場合は、いくら広告主からコミュニケーションをとろうとしても掲載まで進むことはありません。 そして、優良なアフィリエイターほど多くの企業から引き合いがあります。「メールをしても、なしのつぶて」で返信すらないことも多々あります。提案に興味を持ってもらえなかった、他の案件で忙しい時期に連絡をしてしまった、件名がわかりにくく開封されなかった、メールの内容が一方的で失礼だと思われた、ということもあるでしょう。どうしてもコミュニケーションがとりたいアフィリエイターであれば、何度も送信すれば迷惑になるので、時期をずらして、アフィリエイターにとってメリットのある提案になるように工夫して、「一人ひとり、手紙を書く気持ちで」連絡をしてみましょう。

リクルーティングは地道な作業です。「リクルーティングで、毎月100サイトに連絡をする」のような無謀な目標ではなく、ピンポイントに「このサイトを運営しているアフィリエイターとコミュニケーションがとりたい」と思ったら連絡をすると考えておくとよいでしょう。

アフィリエイターにメリットある提案とセットで実施

アフィリエイターは、売れない商品を売ることよりも、売れている・売りやすい商品を紹介するのが得意です。「テレビで紹介されて話題になった」「新聞や雑誌に掲載された」「アフィリエイト以外の広告も活用してキャンペーンをしている」「商品をリニューアルした」「セール、福袋の販売を開始した」といった、アフィリエイターにとって紹介しやすい状態で提案する、売りやすい企画をすることが大切です。リクルーティングも同様に、アフィリエイターの労力に合う提案が必要です。

そして、ASP担当者に、広告主から働きかけをすることも重要になります。
ASPの営業担当者は多くの広告主を担当していることが多く、アフィリエイターと同様に費用対効果を考えて対応しています。「問合せした時しか連絡をもらえない」「積極的に動いてもらえない」ように優先順位を上げてもらえないだけでなく、そもそも担当制をとっていない、広告主のフォローは基本的に対応不可(もしくは有料)というASPもあります。
「どんな提案をしてもらえるの?」といった待ちの姿勢ではなく、アフィリエイターが紹介しやすいように、売りやすい企画と共に、具体的なサイト名を伝えながら相談をしてみましょう。

筆者がギフトメーカー当時、一番力を入れていたのがリクルーティングです。当時やりとりしたアフィリエイターと、今も交流がある人もいます。ですが、勢いだけで動いて失敗したことも多々あるので、同じ失敗をしないようお伝えしています。
リクルーティングは、小さなコツの積み重ねです。工数は掛かりますが、活用できれば有効な手段になるのでぜひご検討いただきたいです。アフィリエイターのリクルーティングに興味があれば、事前にお問い合わせください。お待ちしています。